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死神ザ・デス「イラスト分析2」・・・3P [死神 ザ・デス]

さて西村作品「口腔性交」のイラストですが、単なる口腔性交ではなく、よりエロスに進化したイラストを発見しました。

それは、「死神 ザ・デス」に登場する一人の女性と二人の男性を描いたイラストです。
具体的には「四つん這いになった女性が尻から犯されながら、同時に口腔性交をしている(口を犯されている)」というものです。
女性は両手を男の腰に回し、男根の味を思いっきり味わっています。

「死神 ザ・デス カッパノベルス 第七章 背後の影 164ページ」に登場します。

息子の守介をを殺害され、自らは性交奴隷として飼われた安芸真澄。
そしてその夫である警視庁警部だった新八。
二人は国分村の村人への復讐に立ち上がります。

そこでこのイラストですが、この場面は真澄、新八が国分鉱業所有のモーターボート「ゴールデン・ボーイ号」に、村人代表が超豪華クルーザー「グッド・ホープ号」にそれぞれ乗り込んだ以降を描いていると思われます。
しかしながら、この場面を直接的に表現している文章がなく、以下の3パターンの状況があり得るため、述べてみたいと思います。


<可能性①>
真澄、新八と闘う村人代表「十三人衆」と、「七人衆」の嫁たちの乱交を描いたもの。

<可能性②>
真澄、新八と闘う村人代表「七人衆」の弟である「辰男」と「一義」、「七人衆」の大川の嫁である「理恵」との3P場面を描いたもの

<可能性③>
真澄、新八と闘う村人代表「七人衆」の弟である「五郎」と真澄の夫である「新八」、「七人衆」の広尾の嫁である「伊都」との3P場面を描いたもの


まず<可能性①>についてですが、残念ながら具体的な記述はありません。
六人の嫁たち(広尾伊都、阿部多可子、中畑麻衣子、大野美穂、松川藤子、村野美世子)が十三人衆の性に供されたことの記述のみです。
しかし、「六人で十九人の男を満足させる。二回戦でも三回戦でもしたいだけさせる。」という訳ですから、このような状況=3Pは当然としてあり得たと思われます。
それを補完する材料としては、「わけても狂いつづけたのは伊都だった。結局、伊都は八人を相手にした。」との記述もあります。

次に、<可能性②>についてですが、「その真澄と理恵が辰男と一義のものを口にした。真澄と理恵を交互に犯せといわれても辰男と一義にその芸当はできない。すぐに真澄から理恵に移っただけで辰男ははてた。一義も同じだった。男としての最後の性交はひどくあっけなかった。」と記載されていますので、可能性としては有りますが、おそらくは違うと思われます。

最後に、<可能性③>についてです。
ここでは「真澄は五郎に伊都を犯させた。安芸は伊都には手を出さなかった。伊都は安芸に嬲られるものと期待してきたようだった。その期待の外れたむなしさが伊都の表情にはっきりと出ていた。」と記載されていますので、実際に3Pが行われていないことはこの記述から明らかです。
そのため、③の可能性は限りなくゼロと言うことになります。
ただし、伊都がゴールデン・ボーイ号に乗船する少し前、夫の広尾と会話をした際に、

「そうか。安芸としたいのだな。縛ってもらって、安芸に犯してもらい五郎に犯ってもらって、泣き叫びたいわけだ」
「しかし、おまえの本心は、五郎と安芸に犯してもらいたがっている」
「わたし、五郎とも、安芸とも、するわよ」
伊都は眸に挑戦の光を浮かべて夫をみた。

と言う会話が行われていますので、あるいはこのイラストが「伊都が思い浮かべている脳裡のイメージ」を描いた物かも知れません。

可能性としては、<可能性①>が一番高いと思われますが、決定的な記述が無いため、上記に述べた「伊都の脳裡での想像の産物」の可能性も残されています。
その場合には、この女性を前後から犯している二人の男性については「新八」・「五郎」のセットということになります。
ここであえて男性の顔を判明できないようにしているのも、可能性を膨らませる為の意図的な曖昧さなのかも知れません。

まとめますと、この男女3名は、

①女性は「六人の嫁たち(広尾伊都、阿部多可子、中畑麻衣子、大野美穂、松川藤子、村野美世子)」の誰か、男性は十三人衆の誰か・・・女性は「伊都」、男性は「言継」が有力
②女性は「伊都」、男性は「新八」・「五郎」

のいずれかであるとの結論になりました(伊都は限りなくクロに近い灰色)。

男女ともサブキャラですらないので、紹介モチベーションは低いのですが、おそらく西村作品ではこのイラストの他に3Pを描いた物は存在しないと思われ、モノクロではありますが、非常にお奨めの一枚となっています。

ちなみに本作でも、西村先生は
「女は複雑なことだけは、たしかね」
「その立場に立ったら、どうなるかわからないわ」
「裸になっても伊都は騒がなかった。肩を押したら待っていたように跪いて男根を口にした。女はだれでもこうする。女はだれでもこうしたい鬼を心に棲まわせている。畜生と、大川は胸中でわめいていた。」
「はげしい口腔性交をして夫を腑抜け同様に呆然とさせてやりたかった。夫を憎んでいるのではない。しかし、女にはその悪魔性があるのだった。」
等の記述をされており、「死神 ザ・デス」を書かれていたときも「女性不信真っ只中時代」であったことが推測されます。
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★著者:金森 達
★販売元:(株)光文社
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死神(ザ・デス)

死神(ザ・デス)

  • 作者: 西村 寿行
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 1986/07
  • メディア: 単行本



死神(ザ・デス) (カッパ・ノベルス)

死神(ザ・デス) (カッパ・ノベルス)

  • 作者: 西村 寿行
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 1989/07
  • メディア: 新書



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